【カナリノコラム②】リノベーションとお金のお話。

【カナリノコラム②】リノベーションとお金のお話。
リノベーション
リノベーションをしたいけど、実際に費用はいくらかかるのか?
予算内で満足いくリノベーションができるのか?
不安に思う方は多いと思います。
 今回はリノベーションにかかる費用をご説明いたします。

ズバリ!リノベーションの相場はいくら?

内装リノベーションの費用相場は、
およそ1㎡あたり10~15万円とされています。
70㎡のマンションであれば、
700~1,050万円が相場ということになります。

しかし、物件の築年や広さ構造、希望のリノベーション内容、デザイン、
使いたい資材や設備によって費用は大きく異なります。

また、戸建ての場合は内装工事の他に、耐震性・断熱性向上にかかる工事や、
屋根や外壁の塗装などの工事が生じることがあります。
こうした際には100~500万円程の費用が必要です。


・既存住宅のリノベーションの場合

大掛かりな工事になるほど、住みながら工事を行うことが難しくなるので、
仮住まいや、家財などの一時保管が必要になります。
こうした費用については工事見積に含まれていないケースが多いので、
事前に各会社に提携サービスの有無や、
これらの費用を含めた金額算出が可能かを確認しておきましょう。

・中古購入+リノベーションの場合

該当住宅の引き渡し後に、工事着工しますので、
入居までの期間に住宅ローンの返済が始まります。
賃貸住宅でお住まいの場合には、家賃との二重払いになるケースもありますが、
借入先金融機関によっては、工事期間中の金利払い対応や、
入居後の返済開始などの措置を取ってくれることがあるので、
資金計画の際に、支払い開始の条件についても確認を行いましょう。
 

リノベーションにかかる費用の内訳は?

では、リノベーション費用の内訳はどのような内容になっているのでしょうか。
各会社で表記や形式は異なりますが、
お見積もりの内容を解析すると4つの要素に振り分けて考えることができます。

【  固定項目 ・ 変動項目 ・ 設計費 ・ 諸経費  】

それでは、これら4つの要素について解説を行いたいと思います。


・固定項目

スケルトン工事(=物件内部を何もない状態にする解体工事)から、
住居としてのインフラを整える工事、解体物などの産廃処分費、
戸建ての場合で足場を立てたりする際の仮設工事なども含まれます。
リノベーション工事のベースラインとも言うべき項目です。
 
具体的な項目
・仮設工事
・解体工事
・造作工事(主に大工さんがかかわる工事で木工事とも言います。)
・給排水設備工事
・電気工事
などが、挙げられます。
これらの項目は工事範囲によって金額の増減が発生する要因になります。


・変動項目

​変動項目に当たる費用は【お客様の夢を形にする】為にかかる費用です。
夢が膨らむと、これらの項目の費用が応じて高くなりますので、
プラン内容を確認しながら精査することが必要となります。

その① 設備機器・建材資材費

システムキッチンやユニットバス、洗面化粧台や便器などの
住宅設備機器にまつわる費用と、その他に床材や建具、
意匠材などの建材や資材費が含まれる項目です。
 
 住まいのグレードを決定する項目です。
お施主様の趣味や趣向を反映しながら、設備機器や資材を選定します。


その② 仕上げ工事・オプション工事

内装の仕上げ工事(クロス・塗装等)や、新たに設置する造作家具、
既存設備の補修等を行う際に発生する工事費用や、
意匠性の高い造作物(左官工事やタイル工事など)を含む費用を指します。


設計費
設計料の基準は各会社によって異なりますが、
総工事費の10%前後が一般的です。
リノベーションの依頼先が別々の場合は、
設計・監理業務の代金を設計事務所に、
工事費を施工会社にそれぞれ支払います。
 
・諸費用
現場管理費や書類作成・申請に関する費用などが含まれます。
こちらも、一般的に諸経費は全体工事費の割合(7~10%程)
によって金額が変わります。
その他に、産廃処分費をまとめ計上たり、
必要経費を計上することがあります。
 

希望通りのリノベーションを予算内で実現するコツは?

工事内容によっては予算が数十万円単位で変動することもあるため、
精査にも注意が必要です。
理想の住まいをつくるためには、次の3つがポイントになります。
 
・「どんな住まいをつくりたいか」を明確にする。


⇒  【 固定項目 】の精査をしやすくなります。

・やりたいことに優先順位をつける。

⇒ 【 変動項目 】の精査をしやすくなります。
金額ボリュームも一番高い箇所です。
しっかりと精査しましょう。

・資金計画を担当者と共有する。

⇒ 予算の共有により、より具体的な提案やメリハリのある
プランの提案が期待できます。
理想の住宅に近づくための提案を期待するならば、
しっかりと情報共有を行いましょう。

 

理想のリノベーションをお得にするチャンス!?

従来、リノベーションは自己資金で行うか、
リフォームローンを利用するかで資金計画をします。
しかし、リフォームローンより金利が低くお得に
理想の住宅を手にするチャンスがあるのです。

その代表が住宅購入時に組める
【住宅購入+リノベーションのセットローン】です。
 
・メリット
・住宅ローンの方がリフォームローンよりも金利が安いこと。
・借入期間も長く設定できるため、無理のない返済が可能ということ。
・審査も1回で済むので、借入れのまでの手間を省けるということ。
・入居前に工事を行うことができるので仮住まいの必要がないこと。
 
・デメリット
 ・工事期間中から返済が開始されること。(金融機関によっては対策あり)
 ・入居までの工事期間がかかるので直ぐに転居したい方には向かないこと。


今は、歴史的低金利時代です。
また、ストック住宅問題(中古住宅の流通)や
リフォーム・リノベーションへの関心が高いために、
様々な金融商品や公的支援(補助金・助成金)が成されています。
 

オトクな情報・お伝えしたい事がまだまだありますが、
今回はここまでにしておきたいと思います。
 
カナリノではリノベーションに関する疑問やお悩みにお答えする
「リノベーション相談会」を開催しております!
ここでは伝えきれていない情報もわかりやすく
担当者がお答えしますので、お悩み・ご関心をお持ちの方は
ぜひお気軽にお越しください。
 

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